2007年1月4日更新分

★最新記事ピックアップ

システム生物学:イニシアチブと見通し
医学と生物学研究が進歩するにつれ、病気を引き起こし進行させるさまざまな要因が解明され、また要因同士の複雑な相互作用が明らかになってきた。これを病気の予測に役立てるためには、病因を生体システムレベルで理解して記述する新しい疾病モデルが必要になる。そして、そのようなモデルを構築するには、ハプロタイプ、遺伝子型、プロテオミクス、代謝など補足的な分子情報を統合しなければならない。そこで注目されるのがシステム生物学である。科学研究の統合化を図るとき、また複雑な生体システムとしての分子の集団的機能を研究するときに、システム生物学の枠組みは有用だ。こうした統合的すなわちシステム生物学的なアプローチがうまく機能するためには、分子生物学、コンピュータ科学、物理学をこれまで以上に融合させることが必要である。本論ではシステム生物学の構成要素について述べ、現在進行中のシステム生物学の取り組みを紹介する。
(Scan™ Program, D06-2538: System Biology: Initiatives and Prospectsより)
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RFIDが実現する消費者アプリケーション:良いもの、悪いもの、不快なもの
RFID技術の製造、ロジスティックス、サプライ・チェーンでの利用は、まちがいなく多大なメリットが期待できそうだが、消費者向けの応用にはまだ数多くの問題がある。RFID システムの売り手は、消費者にとってのメリットを過大評価するきらいがある。さらに問題なのは、企業にとっては有益だが消費者にとってはさしてメリットのないものを誇大に広告して売り込む傾向があることだ。どちらにしても、企業はせっかくのチャンスを逸したり、消費者を失望させたり、悪くすれば否定的な反
応を招くことになりかねない。
(Scan™ Program, D06-2540: RFID-enabled End-Consumer Applications: The Good, the Bad, and the Uglyより)
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プロセス・コントロールおよびモニタリング向けのバイオセンサー
バイオセンサー・ベースのデバイスは、様々なプロセス・コントロールやモニタリング、食品製造などのアプリケーションで利用されている。しかし製造プロセスが多種多様なため、ひとつのタイプのバイオセンサーで要求を満たすことはできず、顧客の要求に対応してカスタマイズすることは高いオプションとなる。この事実は、バイオセンサー産業の構造に対する悪影響をもたらし、産業内外の企業にとって商業機会をもたらす。
(Explorer Program、Biosensors Viewpoints 2006年11月号より)
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2006年10月31日更新分

★新サービスのお知らせ

Explorerプログラム:再生可能エネルギー技術

この度、Explorerプログラムでは、地球温暖化や化石燃料・原子力が支配する環境の中で、徐々にではあるが発展的で持続可能な代替技術として認識され始めた再生可能エネルギー技術を追加し、サービスを開始しました。

発電、輸送燃料、冷暖房といった用途向けの広範な再生可能技術の研究が進んでいる。再生可能技術は、常に補充される太陽、風、バイオマス、水力、地熱、海洋といったエネルギー資源を利用する。こういった技術はクリーンで新しいエネルギー資源の提供、経済開発機会の提供、インフラの整わない僻地で暮らす人々の生活水準を向上といった可能性を有する。しかし、再生可能エネルギーを大規模に利用するといった考えを持つ国が多くなるに従い、ステークホルダーは、土地管理課題のような、各技術の経済的、環境的、そして社会的なトレードオフについて認識し、評価しなければならない。
→【Explore | Renewable Energy Technologies (英語)
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★Exploreプログラム・スコープ変更のお知らせ
以下の3つのExplorerプログラムのスコープが変更になり、それに伴い技術名も変更になりましたのでお知らせ致します。

Portable Batteries は Portable Power (携帯電源) に変更されます:
燃料電池、バイオ燃料電池、超小型エンジンや、その他のいわゆるエナジー・ハーベスティング技術は、従来のPortable Batteries (小型電池)の分野の観察領域では、電池の競合技術として取り扱われていた。このたび刷新されてスタートするPortable Power (携帯電源)分野は、これらの競合技術を領域の中に取り込んで拡大される。NiMHやLi-ionのような電池化学も、今後大きな技術的進化を遂げるだろうが、それでも多くの困難に突き当たるだろう。それに対して、従来の電池電源の代替技術としてはまだ緒についたばかりとは言え、燃料電池などの競合技術は、新しい世代の通信デバイスや、携帯端末環境によって生じる電源需要に応えるという意味において、技術的にも商業的にも二次電池より大きな将来性を有する可能性がある。この技術領域では、携帯用電源という観点から、電源環境を捉えることにより、より客観的に、その競争を観察していこうと考えている。
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Mobile Data は Mobile Communications (モバイル通信) に変更されます:
新しく設定されるMobile Communications(モバイル通信)の分野は、従来のMobile Data分野と大きくは異ならないが、3G携帯電話技術とその競合技術の進展によりめまぐるしく変わる技術的、事業機会的環境変化に対応するために、分野名を変更して再定義する。現在の市場はまだテキスト交換、着メロ、待ち受け画面などのダウンロードと言った2Gのスタイルのサービスが主流であり、世界的に見てモバイルデータの売上は、音声通信に比べて一桁ほども規模が小さい。そこでモバイル通信分野では、実用化されつつある3G携帯技術だけでなく、WiMaxや無線LAN、ホットスポット、ホットゾーン、ブルートゥース技術などにより実現するパーソナルエリア・ネットワーク、無線マルチプレーヤー機能搭載の携帯ゲーム機器、娯楽系アプリケーションを実行するプログラムを設計できるデバイスや、受取人サインを採る宅配業者用のデバイスや、倉庫在庫管理用デバイス等の単機能モバイル・ターミナルなどの競合技術についても取り扱いつつ、激化が予想される競争環境の中で発せられる様々なシグナルを察知するよう努める。
→【Exploreプログラム日本語紹介ページ

Conductive Polymersは Organic Electronics (有機エレクトロニクス) に変更されます:
Organic Electronics(有機エレクトロニクス)分野は、従来の導電性高分子に加え、電気的、電子的活性のある有機化合物全般をカバーするため、OLEDディスプレイとして既に商用化されている低分子領域も含めて再定義することとした。有機エレクトロニクス材料は、低分子、高分子を問わず薄くて軽いデバイスに向けた用途開発が有望視されている。既にこれらの材料は、携帯電話やMP3プレーヤーなどの携帯機器向けに幅広く用いられており、今後は、省電力照明、印刷可能電子デバイス(巻き取り可能ディスプレイ用のバックプレーン等)やフレキシブル太陽電池セルなどへの用途拡大が期待される。この分野では、これらの用途開発を技術面、市場開発面から観察していく。
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2006年9月5日更新分

★新サービスのお知らせ

Explorerプログラム:コネクテッドホーム(ホームネットワーク)

ホームネットワーク技術のマス市場が進展しつつある中、Explorerプログラムでは、「コネクテッドホーム(ホームネットワーク)」の技術テーマを新たに追加し、サービスを開始しました。

無線技術や標準化が進み、一度は市場受容を阻害した障害の幾つかに対処できるようになってきている。何百万という世帯が既に、現在のホームネットワークを独占するPCやPC周辺機にWi-Fiを搭載している。家電のネットワーク化とか室内環境コントロールに対する需要は、若干不透明であるが、家屋全体でのエンターテイメントへのアクセスに対する累積需要は存在する。コネクテッド・ホームのTechnology Mapでは、技術や市場開発の新たな段階を追跡し、ホームネットワーク技術の波及効果全体を考察する。家庭のライフスタイルにもたらす結果、関連小売商品やサービスを販売する業界、および、そういった業界へのサプライヤーにとっての影響なども考察する。
→【Explore | Connected Homes (英語)
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★最新記事ピックアップ

医療機器における電気活性ポリマー
 高機能デバイス開発をサポートする新規のバイオマテリアルは、満たされない医療ニーズへの取り組みを可能にするだろう。電気活性ポリマー(EAP)は、様々な製品で既に利用されているが、最近バイオマテリアルとしての可能性が出てきている。例えば、Artificial Muscle Inc.は、内視鏡手術のアクチュエーター、輸液ポンプ、手術ツール、人工呼吸器のポンプやバルブといったEAP人工筋肉の医療アプリケーション開発を目指している。他の企業も、外部デバイスとしての同様の医療アプリケーションを期待しているが、EAPの体内利用の可能性もある。
(Explorer Program、Biomaterials Viewpoints 2006年7月号より)
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携帯用アプリケーションにおけるマイクロ燃料電池
 現世代の高機能電池は、モバイル用電子機器の高出力化、作動時間の長時間化といった要求への対応に苦慮しているので、多くのアナリストは、携帯用機器の電池は自然にマイクロ燃料電池に置き換わると、大げさに宣伝している。しかし、長年の研究にもかかわらず、まだ低性能で、高価格であることが、マイクロ燃料電池を研究所内に留まらせている。メーカーは、携帯デバイスで利用出来る燃料電池のプロトタイプを数多くデモしているが、新しい技術を市場に投入するといった約束はまだ果たしていない。
(Explorer Program、Portable Batteries Viewpoints 2006年7月号より)
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消費者に向けたRFIDのアプリケーション
 過去5年の間にRFID技術は小売サプライチェーンで急速に受容が進んだが、その潜在能力をフルに生かすには消費者に向けたアプリケーションに移行する必要がある。そういったアプリケーションの多くは、品目単位でのタグ付けが必要で、これは現在のRFIDのコストを考えると、実現にはまだ数年かかりそうである。究極的には、RFID技術を消費者向けアプリケーションに利用することで、顧客サービスを改善し、消費者により正確な情報を提供し、製品の素性についてより透明性を高めることになるだろう。
(Scan™ Program, D06-2532: RFID-Enabled Retail: Consumer-Facing Applicationsより)
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2006年6月6日更新分

★特別全文公開記事

※会員制のプログラムで会員企業の方々のみに提供している記事や出版物から、今月は「サーチ&セレクト広告」という記事を一般に公開します。本記事については、全文がお読みいただけます。

サーチ&セレクト広告
 検索連動型の広告手法で、グーグルはWeb上で従来のプッシュ型の広告から(バナー広告やポップアップ広告)脱却することで、消費者の広告に対する関心を呼び起こし、健全な収益のストリームを提供できるということを証明した。消費者が受け取る広告メッセージを消費者がコントロールできるようにして、グーグルの考え方をさらに進展させようと試みる企業も出てきた。現在のサーチ&セレクト広告の実験には、消費者が検索結果ページで見つかった地元企業や店舗に無料で電話をかけられたり、ヒットした映画で使われた商品を検索したり、コンテンツとプロモーションをミックスしたポッドキャストにアクセスできるものがある。
(Scan™ Program, SoC159: Search-and-Select Advertisingより)
→【SoC159: Search-and-Select Advertising記事全文(英語)
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★最新記事ピックアップ

Web2.0とその先
 Web2.0という言葉が何を意味するかについて、まだ合意が十分に取れていないが、Webサービスのような技術イノベーションが起こったり、社会やビジネスが変化することで、Webは初期の頃に比べて大きく進化していることは認識されている。Web2.0現象とは、WebがWebページの集合体から様々なサービスの開発プラットフォームへと変化していることである。また、ブログやWikipedia、音楽やビデオ共有アプリケーションなどに関係なく、ユーザーが中心的な役割を果たすようになってきている。
(Explorer Program、Web Service Viewpoints 2006年4月号より)
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ワイアレス・ホームネットワークの展望
 ホームネットワーク市場は、家電と照明をネットワークすることを消費者が受容すると期待していた多くの企業を失望させてしまった。現実には、ホームネットワーク機器はエネルギー消費の削減や面倒な雑用を削減するのに特に効果があるという訳ではなく、ホームネットワーク用に配線するということが人を怖気ずかせることもある。しかし最近、エネルギーコストや安全性やセキュリティ、環境に対する懸念が増大しているので、家庭でのWi-Fiや無線USBの受容が家庭内無線インフラ構築につながり、ホームネットワーク・ソリューションを導入する気になるかもしれない。
(Wireless Futures Program, Wireless Applications: Connected Home 2006年3月号より)
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「フラットな世界」におけるイノベーションとラーニング
 「フラットな世界(The World is Flat)」という本の中で、Thomas Friedmanは新しい技術や仕事における協調的習慣が、以前よりずっと多くの人が、探索やイノベーションへ参画・関与することをを可能にするだろうと示唆している。技術やビジネスのイノベーションと同様に競争は至る所から起こり、次第にインドや中国から起こってくることが多くなるだろう。最近のLoD (Learning on Demand)のViewpointsでは、この考え方をラーニング・オーガニゼーションに当てはめ、組織は従業員がグローバルなビジネス環境の中でイノベーションを起こしたり、イノベーションに関与するために必要なスキルを学ぶことを支援できるようになると指摘している。
(LoD Program, LoD Viewpoints 2006年3月号より)
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2006年4月26日更新分

★最新記事ピックアップ

テレビ革命
  今年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(ラスベガス)での発表を見ると、2005年に姿を見せ始めたテレビ革命というものが、2006年には本格化することが読み取れる。テレビ広告のみならず、コンテンツの配信やプログラミングにおいて大きな劇的変化が進行中である。企業家精神あふれたスタートアップ企業から世界的な大企業にいたる様々な企業が、アーティストやエンジニア、プロデューサー、消費者みんなに影響を与えるこの新しい時代への案内役をつとめるだろう。
(Scan™ Program, D06-2520: A Television Revolutionより)
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スマート・メンブレンの進展
  スマートメンブレンは、メンブレン研究に新しく加わった研究分野のひとつで、非常に高い選択的透過特性を持ち、温度、電位、圧力に反応して選択性を変化させる。まだ応用分野は少なく、おおかたの研究は基礎研究の領域にとどまっている。ナノテクノロジーやナノバイオテクノロジーの進展はこの分野に影響を与え初めており、新しい機能の発現や、性能向上に果たす役割が期待されている。
(Explorer Program, Membrane Separation Viewpoints 2月号より)
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最新の半導体ロードマップ
  第四版の国際半導体技術ロードマップは、幾つかの先端的なデバイス機能が産業進展のサイクルを決定していた初期の頃から比べ、半導体市場がどれほど成熟したかを明らかにしている。産業のダイナミクスが成熟化する中、今日では市場ごとに異なった技術的要因を有している。進展のペースは、技術ソリューションの存在よりも経済的展望や市場勢力に左右されるようになっている。
(Explorer Program、Advanced Silicon Microelectronics/ULSI Viewpoints2月号より)
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携帯電話中心の世界
  携帯電話は、今日のデジタル社会における中心的なモバイルデバイスになりつつあり、音声通信だけでなく信じられないほどの数の機能を提供している。しかし、この技術の変化速度は弱点でもある。メーカーは、技術開発のトップに留まらなければならないだけでなく、新たな開発に伴い消費者のニーズや望みが移り変わるので、常に変化するターゲットに向けた商品・サービス開発に追われることになる。
(Scan™ Program, D06-2522: Challenges in a Cell-Phone-Centered Worldより)
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