|
欧米ではデジタル著作物保護の法的効力と範囲を巡って重大な法廷闘争が繰り広げられている。このバトルの行方は広い範囲に影響を及ぼし、デジタル著作物とは直接関係のない産業にまで波及することになろう。
このレポートは、デジタル著作権に関する世界的な論争の的となった米デジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)を取り上げ、同法の本来の意図と想定外だった事態を検討する。DMCAはデジタル媒体やデジタル技術の取扱いに関して革命的な考え方を示した著作権法だが、法廷闘争では「デジタル著作物の公正な使用」の定義が主な争点となっている。
著作権を所有する団体や企業の後押しもあってDMCAは成立した。この法律が係争中の訴訟で覆されない場合、既に定着した技術であるリバース・エンジニアリングが規制されるほか、多くの産業で競争条件が激変しかねない。
(8ページ)(著者:Thomas M. McKenna)
|