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過去20年の間に、人工知能(AI)分野の研究は徐々に方 向性が変わってきた。AIの大御所がこの変化を見逃すは
ずがない。MIT AI研究所(1959年設立)の共同創始者の一人マービン・ミンスキーはこのほど講演を行い、AI研究でいわゆるボトムアップ方式が主流になってきたことを嘆いた。
ボトムアップ方式では、比較的単純なルールで動く大量のプログラムを通じて機械に知能を与える。たくさんのプログラムが協調して作動すれば、同一目的に向かって建設的な行動がとれるという考え方だ。ごく限られた知能しか持たない昆虫も、寄り集まれば非常に複雑な社会を構成し、見事な集団行動をとるのと同じ仕組みである。
こうしたボトムアップ方式でつくられるAIは、よく群知能と呼ばれる。これに対しミンスキーが提唱するトップダウン方式は、何千もの論理や関係性を単一の高度なリポジトリ−に入れ込み、人間ならではの常識を持つ知能をつくろうとするアプローチだ。レポートではこの二種類の取り組みを比較し、人工知能を組み込んだシステムの開発例も紹介する。
(6ページ)(著者:Marcelo Hoffmann)
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