| テロ攻撃を予測する目的で米国政府が予算を投じた「政策分析市場(PAM)」は手厳しく糾弾されたものの、先物市場は有効な予測メカニズムとして官民双方に活用されるようになっている。過去の例を振り返っても、商品先物市場は、ある商品の将来に影響を及ぼす出来事を正確に予測してきた。たとえばオレンジジュース先物市場は、フロリダの気象パターンを気象学者より正確に言い当てる。
マサチューセッツ工科大学(MIT)のTechnology Review誌やヒューレット・パッカードなどはこの点に着目。事業にとって重要な意味を持つ問題やアイデアの先物市場を開設すれば、商品先物市場と同じようなメリットがあると考えている。先物市場を活用すれば、業界動向を予測する、売上予想を立てる、不利益なマクロ経済要因をヘッジする、株式投資と同じような感覚で将来の出来事を予想して賭をする、といったことが可能だ。先物市場が本当に有用かどうかは時の試練を待たなければならないが、既に関心を示している世界的な大企業もいる。
(著者:Greg Powell)
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