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2004年3月、米国防総省高等研究計画局(DARPA)は、人工知能を搭載した無人自動車のデモンストレーション・レース「グランド・チャレンジ」を開催した。十数台の自律走行車がモハーベ砂漠を150マイル横断するという壮大なレースだが、最も優秀だったカーネギーメロン大学の「サンドストーム」号ですらスタートからわずか7.5マイル地点でコースを外れ、岩に激突する結果に終わった。
鳴り物入りで開催されたこのレースは、走行条件が決まっていない未知の環境で無人車を走らせることの限界を露呈した格好だが、実際にはこの方面には多大な進歩が認められる。とくにある程度条件がわかっている環境ならば、半自律・完全自律走行車の研究は近年非常に進歩しており、産学両部門の優れた研究者や技術者によるさまざまな乗用車・トラック・バス・多目的車の設計が進んでいる。
本研究は、車両の自律走行化に向けて、ゆっくりだが確実に進行している人工知能の産業、軍事、消費者向け車両への利用例を考察する。
(8ページ)(著者:Marcelo Hoffmann) |