本稿では、無線ICタグ(RFID)技術を例に、新興技術をとりまく環境を技術、ビジネス、市場の観点から分析する方法を取り上げる。
新興技術は、市場がまだ確立していない、技術が急速に進化し変化している、そしてビジネスモデルが出来上がっていないことから、その市場の可能性を正当に評価することが難しい。新興技術は、アプリケーションの改善あるいは新規アプリケーションができれば市場機会を創出できる。潜在的利点をもついかなる特別な技術があっても、法的措置、消費者動向、競争力など広い範囲の要因が新興技術市場の発展を妨害することもある。
市場発生について分析する適切な方法論がなくては、技術開発者も対象とする潜在市場に向けての戦略構築はほとんど不可能だと気付くだろう。そしてユーザーは、新興技術を導入することについて、計画を練ることができないだろう。
本稿は、RFID技術とこれに影響を及ぼす要因を例に、不確実な環境での技術導入について手引きするものである。
(19ページ)(著者: Martin Schwirn)
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